川崎FのFW大久保嘉人(34)が4年連続得点王へ、残り3試合のマルチ得点を掲げた。

 チームは20日、川崎市内で22日のホーム広島戦に向けて調整した。得点ランク1位の神戸FWレアンドロとの差は4点。残り3試合で数字上は厳しいが大久保はあきらめていない。「1試合でいくかもしれないし。複数得点でいかないと」と見据えた。

 浦和との年間勝ち点差は1。「ここまできたら、年間勝ち点1位をとりたい」と意欲を見せ、「もう、チャンピオンシップへの出場は決まっている。ミスを恐れず、のびのびやることが大事」と説いた。ミスを恐れるあまり、前への推進力が失われてしまうことを挙げ「みんなで出して動いて前に行けば、どんどんチャンスになる。のびのびやることで気づくこともあるはず」と話し好機へのイメージを膨らませた。

 また、10月1日の神戸戦で左股関節外旋筋肉離れで全治3週間と診断されたMF中村憲剛(35)もフルメニューを消化し、戦列復帰が濃厚だ。