横浜は日本代表MF斎藤学(26)が今季9得点目を奪ったが、G大阪に引き分けた。

 前半32分、敵陣中央で縦パスを送り、FW富樫敬真(23)の先制点をお膳立て。1-1の後半30分には、DF小林祐三(30)のロングボールに対し、相手DFがバックパスしようとしたところをカット。そのまま相手GKもかわして無人のゴールへとシュートを打ち、一時勝ち越し。「相手のミスだけど、そういうとこを狙えたのは良かった」と話した。

 この日はお笑い芸人トレンディエンジェルとのコラボ企画で「さいとうさんだぞっ キャンペーン」も実施。スタジアムに来場した「さいとうさん」か「さいとうさんを連れてきた人」先着2000人に特別ステッカーをプレゼントした。ステッカーは入場開始直後に全て配布しきるほどの斎藤“援護軍”を前に、自身のゴール後には「さいとうさんだぞ」ポーズも披露し、期待に応え「斎藤さんに伝われば」と笑った。

 だが後半終了間際に再び同点ゴールを許し、チームはルヴァン杯準決勝の対戦を含め、公式戦3試合連続でG大阪に引き分けた。斎藤は「良い立ち上がりからほぼ何もやらせなかった状況でミドル2発(で引き分け)。それが今のチーム状況だけどそこをつめていければこのチームは強くなる」と前を向いた。