サッカーJ1広島は27日、DF千葉和彦(31)が、公益財団法人・日本アンチ・ドーピング機構(以下「JADA」)が9月25日に行ったドーピング検査においてA検体より、禁止物質(特定物質)の「メチルヘキサンアミン」が検出され「違反が疑われる分析報告及び違反が行われた旨の主張に関する通知並びに暫定的資格停止に関する通知」を受けたと発表した。

 通知は10月21日付。千葉は「暫定的資格停止」ですべての公式戦出場、チーム練習、イベントへの参加が禁止となる。

 「メチルヘキサンアミン」は、興奮作用のある物質として世界アンチ・ドーピング機構によって禁止物質(特定物質)に指定されている。

 広島によると、千葉が意図的に当該物質を摂取したことがなく、JADAに対し、同時に採取されたB検体による再検査と、事実関係の解明をはかるべく、聴聞会の開催を要請したという。

 広島は公式サイトに「今後の事実関係の解明に向けて、JADAに全面的に協力してまいります」とも書いている。