CSの決勝で待つ浦和DF槙野が、優勝を目指すチームに“ハリル魂”を注入する。22日、さいたま市内で行われた明大との練習試合に主力組で出場。W杯の最終予選を戦った日本代表に招集されたが出番はなかったため、3日に行われたリーグ最終節のホーム横浜戦以来の実戦となった。90分プレーし「チームで僕が一番実戦から遠ざかっていたので」と前向きに振り返った。

 公式戦さながらの激しさで体をぶつけあった。「日本代表で徹底的に練習したのはデュエル(球際の激しさ)の部分」。代表合宿では「高校生に戻ったような練習」と、1対1や2対2などで奪い合う練習を繰り返した。CS決勝第1戦は29日と間隔が空いている。練習試合は3-1で勝ったが、後半はミスが増えたチームを「もう少しギアを上げないと。緊張感を保つために」と鼓舞した。日本代表で得た闘志をチームに還元し、戦う集団にする。