磐田が6日、今季のユニホームを発表した。クラブカラーのサックスブルーを基調としたシンプルなデザイン。完全優勝を達成した2002年と同じ淡色を用いており、木村稔社長(62)は「完全優勝の時と同じベーシックなイメージがコンセプト」と説明した。名波浩監督(44)が現役時代に築いた黄金期をよみがえらせるべく、この色が採用された。

 この日は、クラブ事務所の仕事始めでもあり、木村社長は、クラブW杯で準優勝した鹿島を例えに年頭訓示を述べた。「鹿島のように勝利にこだわりをもってやっていきたい。今年は上位進出を目指し、かじ取りをしていきます」。昨年はリーグ戦とルヴァン杯を合わせ、目標の入場者数25万人を上回る27万人を達成した。そのため、今年は、18年シーズンの目標予定「30万人」を1年前倒しで設定したことも明かした。

 元日本代表MF松井大輔(35)の残留決定も判明した。クラブ幹部が明かした。ベテランとしてチームのまとめ役を担っており、名波監督が「来季も必要な選手」と契約延長のオファーを出していた。J1横浜からの完全移籍が決定的なMF中村俊輔(38)との元日本代表コンビが、今年の磐田をけん引しそうだ。