浦和は11日、新加入選手の会見を埼玉スタジアムで行い、選手7人と山道守彦強化部長が出席した。

 千葉から加入するFWオナイウ阿道(21)も出席した。「大きなクラブに加入することができてうれしい。去年は苦しいシーズンで長い時間プレーできなかったので、(オファーの)話を聞いたときは正直驚いた。まずは競争に勝ってピッチに出て、1点でも多くとりたい」と意気込みを語った。

 昨季のリーグ戦は23試合出場で6得点。ポジションは確立できずにいたが、山道強化部長は「短い出場時間の中でゴールを奪っている」と評価。また浦和のペトロビッチ監督が「指導をしてみたい」とポテンシャルを買って獲得を望んだことを明かした。

 オナイウはリオデジャネイロ五輪代表のバックアップメンバーに選出されるなど、潜在能力は高い。埼玉・深谷市出身でもあり、地元へ恩返しがしたい気持ちも大きかった。「千葉ではクロスからの得点が多かった。浦和でも出せれば、攻撃のパターンが広がると思う」。浦和の新たな矛としてゴールを量産することを誓った。