G大阪に清水から新加入したDF三浦弦太(21)が12日、開幕ベンチ入りを目標に大阪・吹田市内で自主トレを開始した。軽めのジョギングで汗を流した183センチのセンターバックは「ガンバはビッグクラブで代表に入っていた選手が多いし、たくさん学べる。最初から試合に絡んでいきたい」と意気込んだ。

 各世代別代表経験があり、リオ五輪代表候補としては本大会前のトゥーロン国際大会で全4試合中2試合に先発。昨季J2では29試合に出場し主力に定着した。それでも新しい環境を選んだのは、リオ五輪代表からA代表まで駆け上ったMF井手口の存在が大きかったという。三浦は「陽介(井手口)が刺激になった。自分もここで活躍して代表を目指したい」。その井手口もこの日から自主トレを開始し「全試合に出ることはもちろん、代表にも絡めたら」と力強かった。

 高校(大阪桐蔭)時代に生活した大阪で再出発となる三浦は「高校の時はよくガンバの試合を見に行っていた」。岩下がJ2福岡に移籍するなど手薄になったG大阪の最終ラインで、三浦が飛躍する。【小杉舞】

 ◆三浦弦太(みうら・げんた)1995年(平7)3月1日、愛知県生まれ。大阪桐蔭高から13年清水入り。今季からG大阪へ完全移籍。J1通算16試合無得点、J2通算29試合無得点。183センチ、77キロ。