G大阪のセカンドチームにあたるJ3G大阪U-23(23歳以下)が15日、市立吹田スタジアムで新体制発表会見を開き、クラブOBで元日本代表の宮本恒靖新監督(39)が抱負を語った。

 昨季はユース監督だったため、初めてプロ選手の指揮を執る宮本新監督は「自分にとっても選手にとってもキャリアに直結する。シビアだと思う。自分が今まで指導を受けてきた監督それぞれのいいところを取り入れていきたい」と意気込んだ。

 23歳以下の若手の育成に期待がかかる。今季からトップチームとG大阪U-23は完全に分けられ、基本的にはオーバーエージ枠を使用しない方針。育成に特化した形となり、宮本監督は「U-23の選手は試合に出ることで学ぶことがある。引き出しの中身やフィジカルの部分でも伸びる余地が残っている。メニューも充実したものにしたい」。トップチームの長谷川監督は「若い選手が多いのでうまく(宮本監督と)連係とりながらやっていきたい。(U-23監督は)トップでけが人が出た場合、U-23からいい状態で(選手を)出してもらえるかがかかっている大事なポジション。彼の経験を生かして欲しい」と期待を寄せた。

 G大阪U-23は21日に始動する予定。