ジュピロ磐田がMF中村俊輔(38)とFW川又堅碁(27)の移籍初ゴールなどで大宮アルディージャに快勝し、今季初勝利をあげた。

 前半5分、磐田はMFムサエフがペナルティーアーク付近で倒され、ゴール正面18メートルでFKを獲得した。キッカーはもちろん、中村俊。左足で蹴った弾道は大宮のGKの逆を突き、ゴールに吸い込まれていった。中村俊は自身が持つJ1での最多直接FKの得点を「23」に更新した。

 1-0で折り返した後半2分、大宮DF菊地光将(31)がロングボールの処理にもたつく間に磐田FW川又がボールをかっさらい、豪快にネットに突き刺した。開幕から2戦連続無得点の大宮は、後半28分、MF横谷繁(29)の右からのクロスを途中出場のFW清水慎太郎(24)が頭で合わせ1点を返した。後半43分には再びFW清水がペナルティーエリア内からシュートを放つが磐田のGKカミンスキーの好セーブに阻まれた。磐田は大宮の猛攻をしのぎ、アウェーで勝ち点3を手にした。