鹿島アントラーズが大宮アルディージャを下し2位に浮上した。大宮は開幕から5連敗で、18チーム中、唯一勝ち点を奪えないまま5試合を終えた。

 前半から主導権を握ったのは鹿島だった。FW土居聖真(24)、FWペドロ・ジュニオール(30)が果敢にシュートを放つ。大宮の守護神GK加藤順大(32)の好セーブもありゴールを割れず、0-0で前半を折り返した。

 後半22分、大宮はGK加藤が負傷し、GK塩田仁史(35)に交代した。試合が動いたのは後半34分。鹿島はFW鈴木悠磨(20)のスルーパスに抜けだしたFW土居が右足で流し込み先制した。大宮も反撃に出るが、4試合でわずか1得点と深刻な決定力不足から抜け出せず、無得点に終わった。