ポドルスキに続く大物獲得を-。元ドイツ代表FWポドルスキを獲得したJ1ヴィッセル神戸の親会社、楽天の三木谷浩史会長兼社長(52)が、Jリーグへのさらなる大物加入を希望した。24日、東京・JFAハウスでJリーグとの「オフィシャルECプラットフォームパートナー」契約の締結会見に出席。壇上で「JリーグがアジアNO・1のリーグであり続けることは可能。欧州や南米のスタープレーヤーにどんどん来てもらえるよう、側面から応援したい」などと、隣に座る村井チェアマンに語り掛けた。

 ポドルスキは年俸500万ユーロ(約6億円)プラス出来高。かつてセレッソ大阪に在籍したFWフォルラン(ウルグアイ)に並ぶJリーグ史上最高額の待遇で獲得した三木谷氏が語ると説得力が違う。楽天はバルセロナと来季から4年総額250億円超の巨額のユニホームスポンサー契約も結んだ。そのバルサの劇的勝利を日本で見届けた三木谷氏は「ねむいですが」と言いつつ、笑顔だった。

 今回の契約締結ではEC(電子商取引)でJリーグのオンラインストア整備に「楽天市場」のノウハウを活用。J1からJ3の全クラブのグッズ販売環境が整備される。発表資料にはJと日本のプロ野球(NPB)それぞれの優勝チームのグッズ販売などの比較データがあった。Jは、NPBの16分の1の売り上げしかないという悲しい現実もあった。Jと楽天のタッグを契機に、さらなる大物を呼び込む流れを加速できるか。(金額は推定)