浦和は5日、4日のホーム鹿島戦でDF森脇良太(31)の試合中の発言に端を発した問題について聞き取り調査などを行った。

 鹿島MF小笠原満男(38)が試合後、森脇が試合中に鹿島MFレオ・シルバに差別的な言葉を浴びせたと訴え、それについて森脇は、発言はレオ・シルバではなく小笠原に対してのもので、侮辱の意図はないと主張していた。

 試合から一夜明け、クラブは問題が起きた後半32分すぎの場面を映像で見返した。近くにいた複数の選手にも聞き取り調査を行い、試合直後に森脇が説明した以上の発言はなかったことを確認した。

 この日の練習に参加した森脇は「騒動になってレッズに関わる人にご心配をおかけしたことは申し訳ないと思っている」と神妙に話した。クラブは鹿島、Jリーグとこの問題について継続的に連絡を取っており、松本弘明広報部長は「今後、Jリーグから働きかけがあった場合には対応する」とした。