<J1:浦和1-0新潟>◇第30節◇26日◇東北電ス

 浦和MF山田暢久(33)は「前の試合とそんなに変わってないけど、今日は何とか勝てた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。この日は左サイドMFでスタートも「攻撃でやりにくさがあったので」と、平川とポジションチェンジし、本来の右サイドでプレーしたいとエンゲルス監督に直訴。それが認められた後半は攻撃で起点となり、守っても「守備するところがはっきりした」と言うとおり、的確なポジショニングで新潟の攻撃の芽を摘んだ。

 首位鹿島が敗れたため、勝ち点差は3となり、優勝争いに再浮上した。「まだまだいい状態じゃないけど、勝ったことをきっかけにいい雰囲気になれれば、いいサッカーができる。この1勝は大きい」と自らに言い聞かせるように言った。