Jリーグの鬼武健二チェアマン(70)は、20日の理事会後の会見で、東京Vを運営する新会社「東京ヴェルディホールディングス株式会社」が、計画している5億4000万円のスポンサー料収入を11月16日までに確保できない場合、退会させる考えをあらためて明言した。9月の理事会で、日本テレビから全保有株(約98・8%)を譲り受けることを承認済みだが、同チェアマンは「承認はしたが大きなハードルを越えてもらわなきゃいけない。11月16日がリミットで、それまでにクリアできなければ、約束通りのこと(退会)になります」と話した。

 また5億4000万円というスポンサー料収入の額にも、こだわる考えを示した。「たとえば(ハードルが)10億として、9億5000万に…というなら考える余地はある。ただ5億4000万というところは、明確にしてもらいたい」と強い口調で話した。