浦和が宮崎キャンプ7日目の21日、2日間連続の練習試合でフィジカル強化を図った。前日の宮崎産業経営大戦に続いて、この日、今季初のJ1勢相手となった広島と対戦。30分×4本、計120分間の変則開催ながら、トータル2-2で引き分けた。コンディション不良のDFスピラノビッチ、堀之内聖、FW田中達也、高崎寛之、在学する流通経大の所用で一時チームを離れたDF宇賀神友弥は欠場した。

 試合は両チームとも持ち味のパスサッカーで応酬し合ったが、2本目以降は戦術の熟成度が高い広島が優勢に。浦和のフィンケ監督は「合宿に入って7日目。さすがに、選手たちの下半身の疲労度が高まっている。何人かの選手は時間がたつにつれて、ボールをコントロールできなかったり、しっかりプレーできなかったが、多くの選手にいい刺激を与えることができた」と話した。