大阪府吹田市は5日、G大阪の新スタジアム建設計画で、3月市議会に予定していた、完成後のスタジアムを市の資産にするための議案提出を見送ることを明らかにした。

 新スタジアムはG大阪が万博記念公園内(吹田市)に建設を計画。建設費約130億円は寄付で賄う予定で、スタジアムを市の資産とすれば、寄付した人や企業は税制上の優遇措置を受けやすくなる。

 吹田市によると、完成後の大規模修繕費を市が負担しないなどとした条件にG大阪側が難色を示した。市は議案を5月以降の議会に提出するかどうか未定としている。