横浜の木村和司監督(52)が頭を悩ませている。11日に川崎F戦、18日に名古屋戦を迎える。優勝争いを目標としているだけに、上位陣を倒しておきたいがパラグアイ戦でDF栗原勇蔵(26)、グアテマラ戦前日にDF中沢佑二(32)が相次いで負傷。栗原は軽傷で済んだが、中沢は右ふくらはぎ肉離れで全治6週間と診断され、チームから長期離脱する。

 木村監督は「(中沢は)好調が続いていたから、本当に残念。夏場の連戦も頑張っていたからなあ」と複雑な表情を見せた。中沢は不動のセンターバック。チームにはスペシャリストの元日本代表DF松田直樹(33)もいるが、ここ数年はボランチ起用が続いている。「明日(9日)いろいろ試してみないと」。数パターンのメンバーで紅白戦を行い、中沢不在の新布陣を模索するつもりだ。