Jリーグは9月30日、2014年シーズンのクラブライセンス交付を発表した。J2群馬、愛媛、長崎がJ1ライセンスに昇格。JFLの金沢、讃岐が条件付でJ2ライセンスを交付された。来季がライセンス審査の猶予期間3年間の最終年。来季決算で債務超過、または3年連続赤字の場合、ライセンスが剥奪され、Jリーグで戦うことができなくなる。

 Jリーグ側は12年決算で多額の債務超過を抱えるJ1横浜、J2神戸については親会社やオーナーの対応が見込めるとした一方で、J2栃木、群馬、岐阜の財務状況を懸念。群馬、岐阜は多少の改善傾向が見られるが、新たに債務超過となった栃木を「要注意」。クラブライセンスマネジャーの大河正明Jリーグ理事は「栃木は昨季、J1に上がりたいが故に身の丈以上の投資をして戦力補強したが、昇格を逃して債務超過に陥った。Jリーグとしても良くないケースとしている。栃木が新しく債務超過に陥ったのは、すごく心配している」と明言した。