鹿島のU-21(21歳以下)日本代表候補DF伊東幸敏(20)が、約1カ月ぶりに実戦形式の練習に復帰した。先月14日に、Jリーグ・アンダー22選抜の一員としてJ3金沢戦に先発出場。右サイドバックの守備時に相手との空中戦でバランスを崩して転倒し、右肩を脱臼していた。

 チーム医師の診断は全治6~8週間の診断。患部の固定も3週間を要したが「想像以上に治りが早いです」と笑顔。三角巾を外してから1週間超で全体練習に合流できるまで回復した。

 この日は負傷以来初めて紅白戦に出場。10分×4本のうち3本に出場した。「思ったより出番が長かった(笑い)。ずっと別メニューだったので、久々のゲーム形式は変に疲れました」。2日後に迫ったJリーグ再開の19日アウェー東京戦には間に合わず、今季開幕から守ってきた定位置を明け渡すが「まだ空中戦に怖さはあるけど、今日ゲーム形式でできて本当に良かった」とうれしそうに話した。8月2日の広島戦を目標に試合復帰を目指す。