<J1:東京1-1鹿島>◇第15節◇19日◇味スタ

 鹿島のU-21(21歳以下)日本代表候補MF豊川雄太(19)が、起死回生の同点弾を奪った。途中出場から9分後の後半41分、DF西大伍の右クロスがはね返されたところに下がりながら左足を合わせ、ダイレクトボレーをゴールに突き刺した。「下がりながらだったので、しっかりミートすることだけ考えた」。中断期間中に右膝の半月板を痛めて16日に復帰したばかりだったが、セレーゾ監督の起用に応えた。

 W杯が終わり、2年後のリオデジャネイロ五輪へ向けた第1歩を踏み出し「そこ(五輪)は目指すところだし、アピールしたい。ただ、W杯を見れば自分と同年代がもう活躍している。少しずつ追いつけるよう頑張りたい」と意気込んだ。