古巣対決は「頭脳」で制す。コンサドーレ札幌は10日、アウェーで大宮と対戦する。4連敗中で17位に沈む札幌だが、“切り札”がいる。沖田優コーチ(30)だ。昨季まで4年間、大宮でデータ分析を担当した「頭脳」が古巣を丸裸にする。
いつも通り、前節6日は大宮の横浜戦(1-1)を視察した。翌7日は朝7時から午後9時までクラブハウスで分析し、それでも間に合わず仕事を家に持ち帰った。ミーティング用の10分間のビデオ編集、リポートの作成に追われた。「(大宮も)僕のやり方は知っていますから、互いに手の内は分かっている。でも、いつも以上に勝ちたい気持ちが強い。育ててくれたチームなので」と沖田コーチは話した。
00~01年、04~06年の2度、大宮を率いた三浦俊也監督(44)は、昨年15位でJ1残留を争っていた古巣の進化(現在8位)を感じている。昨年はキープ力はあってもフィニッシュまでの攻め手に欠けたが、今年は2年目のFWデニス・マルケスが柱になり、立て直された。「昨年は苦しんだが、今年はキャンプから良い準備をしている」と認めながらも「知っている選手は多い。だいたいの戦力は分かっている」と、手の内を知る相手への対策に抜かりはない。
新潟、浦和、京都、東京Vと黒星が続いたが、連敗ストップに必要なのはピッチ上の選手の頑張りだけではない。札幌はJ1対策として招いた新スタッフを含む総合力で、白星をつかみとる。【上野耕太郎】




