<ナビスコ杯:大分2-1東京>◇準々決勝第1戦◇2日◇味スタ

 4強進出が見えた!

 大分が、クラブ初の決勝トーナメント初戦で貴重なアウェー勝利を手にした。1-1の後半38分、MF金崎のパスを受けたMFエジミウソンが決勝ゴール。「アウェーで大変だったが、予選突破しただけで満足できない。せっかくつかんだチャンス。もっと上を狙いたい」。チームをこよなく愛するブラジル人MFの心意気が、ホームで負けられない東京を競り落とした。

 準々決勝突破へ、大きく前進した。前半28分、今季公式戦初得点となったFW前田の左足ボレーで先制。同ロスタイムに同点とされたが、引き分け狙いで守りを固めることはなかった。後半18分には「前線でボールがキープできて主導権が取れる」(シャムスカ監督)と、右足首痛を抱えるFW高松を73日ぶりに投入。同27分に強烈ボレーを狙うなど存在感を見せつけ、終盤の攻勢を呼び込んだ。

 昨年7月、過去2度、大分に在籍していたMFエジミウソンは「(高松)大樹が口添えをしてくれたので戻って来れた」と、大分に復帰。リーグ、天皇杯を含め、大分での公式戦98試合目出場とメンバーの中でも高松らと1、2を争うキャリアを誇る。「自分でゴールを決め、自分の家族(と変わらない高松が)戻った試合でチームも勝った。こんなうれしいことはない」とチーム愛を強調した。

 アウェーゴール方式のため、仮に第2戦を0-1で落としても4強に進める。「初のタイトルを狙うつもりでいる」とエジミウソン。クラブが、10年1月末まで契約更新に動いている優良ボランチが、チームに新たな歴史を呼び込む1勝をもたらした。【村田義治】