札幌三浦監督、青空教室で気合注入
臨時“青空講習会”で119日ぶりのホーム勝利だ。コンサドーレ札幌は9日、札幌厚別公園競技場で大宮と対戦する。札幌・宮の沢で6日に行われた練習では三浦俊也監督(45)がミニゲームの前に、ピッチ上でホワイトボードを使い10分にわたって戦術指導した。指揮官にとっては、古巣だけに手の内を知り抜いている相手。今季初の屋外での戦術ミーティングで、4試合ぶりの白星を狙う。
ピッチに立った三浦監督に闘志がみなぎっていた。ミニゲームを終え、本格的な戦術練習に入る前に三浦監督がレギュラー陣を集めた。気温29度、直射日光が降り注ぐなか、ホワイトボードで自軍と相手のフォーメーションを比較しながら指導を始めた。攻撃されてはいけないエリア、逆に相手からボールを奪うポイントなどを10分にわたり伝えた。「口で言うよりは選手たちもイメージしやすいから。ミーティングの内容は言えませんが、(戦術の)再確認です」と指揮官は説明した。
通常は試合前日の練習前に、パソコンを使ったスクリーンで戦術の確認を行う。春季キャンプでは、練習中に白板を使った指導を行ってきたが、シーズンに入って屋外での戦術ミーティングは今季初だ。ゲーム形式の練習の直前に具体的なイメージを頭にたたき込ませた。チーム最年長のDF西沢は「図で頭に入ってくる。左脳ではなく右脳を刺激するやり方は分かりやすい」と好評だった。
この日は指導にも熱が入った。ポジショニングでミスをしたMF藤田には「今のはお前が悪い! スペースを与えるな」、積極性に欠く守備をみせたDF平岡には「そこでいつも負けている!」、GKにプレッシャーをかけなかったFWアンデルソンには「ノー、スリーピング(寝てるんじゃない)」と3度、カミナリを落とした。「おれだけ気合入っていても仕方がない。勝ち点が低すぎて、(大宮が三浦監督にとって)古巣とかそんなことを言っていられない」と厳しい表情だった。
4月12日の磐田戦以来、ホームでの白星が遠ざかっている。7月は1勝3分け1敗、5試合で7得点5失点と修正はされてきた。J1残留のためには、次節のホームゲームは落とせない一戦になる。【上野耕太郎】
[2008年8月7日9時41分 紙面から]
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