こちらの新戦力は、自身の「経験」をチームに注入する。J1山形DF小林亮(26)が、J1定着を実現すべく、体験談を仲間に伝える考えを口にした。プロ5年目ながら05年柏でJ2降格、翌年に昇格を経験。昨季は大分でナビスコ杯制覇を果たすなど、経験値はベテラン級だ。J1体験者の少ないチームに「J1の心得」を説く。
新加入選手らしく、食事の時間に自分からコミュニケーションを図っている小林。その成果が出たのか、前日7日の練習試合で自然とボールが集まり2得点を挙げた。「特長の攻撃面は良かったけど、守備をしっかりしないと。J1の選手は決定力が違う」。個人的な反省とともに、連係面の向上を課題に挙げた。
「降格ほどつらい思いはない」という小林は、山形でそれを繰り返すまい-と誓う。「自分は若いですけど、経験はある方だと思います。大分も台所事情がよくないけど、まとまりでナビスコを勝てた」と言う。大きな可能性を感じて、山形移籍を決断した。「気づいたことがあれば、どんどん言っていきたい」と先輩後輩に関係なくもの申す。唯一J1から新加入のフィールドプレーヤーは、周囲の期待の大きさを自覚している。【山崎安昭】



