<J1:鹿島2-0浦和>◇第1節◇7日◇カシマ

 浦和FW原口元気(17)が、J史上2番目に若く、クラブでは史上最年少となる17歳9カ月26日で開幕先発出場を果たした。「緊張はなかった」と話したが、試合巧者の鹿島の前に、持ち味の攻撃力を発揮することができなかった。「高い位置でボールをもらうことができなかった」と反省した。

 それでも随所に手応えをつかんだ。前半3分、ペナルティーエリア内でゴールを背にしてボールを受けると、素早く反転。惜しくも相手DFに倒されたが「ターンからドリブルを仕掛けるのはイメージ通りだった」。この日は、フィンケ監督が掲げるパスサッカーがうまく機能しなかったが、「もっとコンビネーションを上げていくしかない」と、17歳の新星は14日のホーム開幕戦に気持ちを切り替えていた。