<J1:新潟2-2川崎F>◇第17節◇11日◇東北電ス

 痛恨ドローの原因をつくった新潟DFジウトン(20)の「軽率プレー」に、チーム内で不満が爆発した。ジウトンは2-1の後半44分、FW大島に代わってピッチに立った。だが、時間を稼がなければいけない場面で、気を抜いたようなプレーでボールを3度も取られ、川崎Fの逆襲を「おぜん立て」。それがロスタイム4分過ぎの失点へとつながった。

 相手が1人退場した状態で1点をリードしていただけに、DF千代反田は怒り心頭だった。「はっきり言って分からない。普通にサッカー選手なら、やるべきことは分かるはず。正直、何とも言えない」とまくし立てた。前半戦を終え3位と好位置につける中、思わぬ火種ができてしまった。FW矢野は「90分やってる選手は、何でって思っちゃう。でも引きずったらよくない」と、禍根を残さないことが必要と訴えていた。