左足首ねんざからの戦列復帰を目指すJ1山形MF古橋達弥(28)が17日、19日の東京戦への出場を志願した。12日に全体合流したばかりだが「早くゲームをやりたい。ねんざの痛みは慣れればできる」とアピール。この日の練習でもキレのある動きを見せた。

 0-1で完封負けした16日の京都戦。テレビを見ながら古橋は「ボールがすぐ相手に渡ったりロングボールが多くて、うまくつなげない場面が多かった」と分析しつつ、自ら出場した場合をイメージしていた。

 古橋の思いを理解しつつも小林監督は悩んでいる。「京都戦で(古橋がいて)もう少しコントロールできればとか考えないようにしたけど…」と攻撃力不足は認めるところ。「脱古橋」で京都、東京と23日の川崎Fとの3試合すべてで勝ち点を稼ぐ青写真は、最初で崩れた。「実戦を積んでと思うが、う~ん」と、古橋の復帰を思案した。

 戦列復帰を待つ間にリーグ戦が次々と消化することに、もどかしさを募らせる古橋。指揮官の決断を信じ「実戦がない分、高い意識で練習して感覚を取り戻す」と、調整に熱を込めた。【山崎安昭】