<J2:C大阪1-0栃木>◇第42節◇27日◇長居
首位のC大阪が4連勝を飾り、10月中のJ1昇格が見えてきた。前半10分にMF石神直哉(24)の豪快なロングシュートで先制。エース香川真司(20)を右足小指の骨痛で欠き、17位栃木に大苦戦しながらも「虎の子の1点」を守り切った。9月は無傷の5勝1分けで勝ち点「87」に伸ばし、来月中に4季ぶりのJ1復帰が決まる可能性が高くなってきた。
実りの秋に入り、C大阪の4季ぶりのJ1復帰が見えた。前半10分、MF石神の目の覚めるような左足ロングシュートで先制。しかしその後は17位栃木に大苦戦。エース香川を故障で欠き、攻撃が組み立てられない。放ったシュートは栃木の10本より少ない8本。決して本来の姿ではなかったが、それでも勝った。苦しみながらも結果を残す、たくましさを身につけた。
早ければ10月中にも昇格が決まる。この日の勝利で9月は無傷の5勝1分けで勝ち点87まで伸びた。2位仙台と4差、3位甲府とは8差-。独走態勢に入りつつあり、昇格圏内の3位以内はもちろん、優勝も現実味を帯びてきた。殊勲の石神は「結果的に決勝点になっちゃいました。本当はもっと点を取らないといけない。これからは今までと同じ気持ちで残り全部勝つつもりで、優勝することを考えます」と宣言した。
J2屈指の戦力を擁しながらも若い選手が多く、これまでは勝負どころで敗戦を繰り返してきた。07年5位、08年4位。それでも今季は、屈辱の歴史をぬぐい去るように3位以下に沈んだことは1度もない。MF酒本は「苦しい試合でもしっかり勝てるようになった」。DF前田も「満足な内容ではなくても、勝てたことが収穫」という。秋桜(コスモス)の開花とともに、セレッソの昇格へのカウントダウンも始まった。【益子浩一】



