J1清水MF小野伸二(30)が合流初日から、さっそくリーダーシップを発揮した。チームの始動日となった25日、午前、午後の2部練習でみっちり4時間のハードトレーニングを終えた小野は「思ったよりハードでしたね。明日は筋肉痛ですよ」。冗談交じりに話しながらも「楽しく、初日を迎えられて良かった」と、充実感を漂わせた。

 午前中のペース走(800メートル×5本)では、常に先頭を走り、グループを引っ張った。設定されたペースから遅れる選手が出る中で「後ろの方にいるのは好きじゃない。まあ、そんなに張りとか、けがをするほどじゃない」と、涼しい顔だった。午後の最終メニューに組まれた9対9のミニゲームではコートの中央に陣取り、自然に「司令塔」と化した。「1人1人のプレースタイルを早く把握していきたい」と、積極的にチームメートに声をかけながら意思の疎通を図った。

 ミニゲームで同じチームでプレーしたMF藤本が「一緒にやっていて、おもしろかった」と話せば、MF兵働も「リズムとか周りを使うのがうまい。プレーで引っ張ってくれる」と好感触。念願の「リーグ制覇」に向けて動きだした、清水の中心には、早くも小野がいた。【為田聡史】