ゴンが開幕前最後の実戦で“勝ち切り方”にこだわる。札幌は28日、大分・九石ドームでJ2大分とプレシーズンマッチを行う。元日本代表FW中山雅史(42)は後半途中出場が濃厚で、ゲームの“幕引き役”としての期待がかかる。結果も問われるラストマッチの中、スーパーサブの任務として「残り5分の戦い方」を意識する姿勢を貫く。
ゴン中山が開幕前ラストマッチで“特命任務”の最終テストを敢行する。28日の大分とのプレシーズンマッチは後半途中からの出場が濃厚。今季Jクラブ相手の実戦は3戦3敗だけに、中山は「結果も含めた上で、戦い方にも意識してやりたい」と意気込んだ。
想定される出場時間は勝負の分かれ目となる後半30分以降になることが確実だ。試合を締めくくるスーパーサブとして「例えば1-0で勝っているときに、残り5分の攻め方、守り方をどうするのかということを意識したい」と自身のテーマを掲げた。勝利という結果に至るまでの「勝たせる戦い方」にまで突き詰めて臨む構えだ。
昨季、札幌が昇格を逃した原因の1つが、終盤での失点だった。中山が今回“特命”として意識する残り5分のものだけでも計8試合あった。クラブでも「勝てた試合を終盤の失点で逃したことが原因」ととらえ、中山獲得に動いた経緯があるだけに、最後のテストマッチで自らの存在感を示したいところだ。
中山はFWとしての得点能力だけでなく、前線からの積極的な守備も期待されている。「まず自分が(守備の)スイッチにならないといけない」と話しており、献身的に前からパスの出どころを封じることで味方DF陣を守りやすくさせる効果もある。当然、終盤にピッチに入ることによる他メンバーに与える、ムードメーカー的なパワーも兼ね備えている。
「まず1点取らないと始まらないけど。そのために危険な位置に入れれば。(チームとしての)やり方は分かってきているし、ゴール前に入って得点にもつなげられれば」。ストライカーとして得点への意識を高ぶらせると同時に、終盤の失点癖解消に向けた任務も果たそうと、ゴンが燃えている。【永野高輔】




