浦和サポーターが16日、現在リーグ10位と苦戦するチームを後押しするため、立ち上がった。18日の今季2連敗の清水戦(埼玉)へ向けて、サポーター有志が「スタジアムを6万人で赤く染める」を合言葉に、JR浦和駅などさいたま市内各所で来場を呼びかけるチラシを配布。前節12日の東京戦以降、継続して実施しており、配布枚数は数千枚に達した模様だ。

 クラブが直接関与せず、サポーターが自主的に行う観客動員作戦は、アジア・チャンピオンズリーグを制した07年以来。その効果もあって16日、前売りチケットが東京戦前よりも約3000枚増の4万枚に伸びた。この日、埼玉スタジアムでの非公開練習に参加したMF柏木は「ホームで勝てず(4勝3分け6敗)に申し訳ない。皆さんのためにも勝ちたい」と気を引き締めた。

 例年、入場者数も伸び悩む時期でのサポーターの強力支援に、柱谷GMは「本当にありがたい。我々は結果でお応えしないといけない」と感謝していた。