<天皇杯:山形3-1湘南>◇9日◇NDスタ◇3回戦

 山形が湘南とのJ1対決に3発圧勝し、4回戦にコマを進めた。前半12分にFW長谷川悠(23)の今季初ゴールで先制すると、2トップを組むFW田代有三(28)が追加点を奪った。さらにMF宮崎光平(29)が公式戦3戦連発となるダメ押し点をゲット。ツインタワーの連係向上や伏兵の活躍など、残りリーグ9試合へ、多くの収穫を得た。

 長身2トップの破壊力が、ようやく発揮された。前半12分、ゴールを背にした長谷川がMF増田から浮き球のパスを受けると、間髪入れずに体を反転させて左足でボレーシュートをたたき込む。「リーグ戦ではないけど、ほっとした」(長谷川)という得点に、ツインタワーの相棒が化学反応する。

 長谷川の得点から2分後、FW田代が7月17日仙台戦以来となるゴールで続く。これまた増田の浮き球パスを、181センチの体で跳び上がりオーバーヘッド。「ホント、点を取れて良かった~」という豪快なゴールを喜びつつ、話を続けた。

 FW田代

 最初のころより、ハセ(長谷川)との距離を確認できるようになった。やりやすかった。

 残りリーグ戦を戦う上で、2トップの連係アップ以外にも収穫を得た。リーグ戦ではスーパーサブを務めるMF宮崎の3戦連発、DF園田のサイドバック起用、そして、疲労がたまってきた主力の休養-。小林監督は「今日のゲームはいい材料が出たと思う」。勝利の喜びはもちろん、着実にチームが成長している手ごたえを感じ取った。【山崎安昭】