山形は6日に敵地で15位の大宮と対戦する。勝ち点35の山形に対し、28で追う大宮は1試合多く残している。残留争いで優位な状況を保つためにも落とせない。10月30日のアウェー浦和戦は累積警告で出場停止だったMF増田誓志(25)が、今節から復帰。前線へのラストパス供給に期待がかかる。

 「4-3-3」で臨んだ前節は佐藤健、下村、宮本と中盤に3人の守備的な選手を配置し、鉄壁の守りで虎の子の1点を死守した。勝ち点3狙いの大宮に対し、再び「超守備的布陣」を敷くことも考えられるが「(増田)誓志も戻ってくるし、いろんなパターンがある」と小林監督。攻めの起点となる増田を起用する可能性が高い。

 前々節の清水戦では今季初めてボランチで出場。新たな可能性も見せ始めた。その直後に出場停止。「悔しかった。今度はしっかり役割を果たして貢献したい」。この日はランニングとパス回し中心の軽めのメニューだったが、素早い動きでアピールしていた。【湯浅知彦】