仙台が磐田戦(14日・ユアスタ)に向けて「球際」の強化に着手した。10日、宮城県大和町のダイナヒルズ多目的広場で行った練習で、セカンドボールの処理から攻守の切り替えにつなぐ新トレーニングを導入。完敗した前節6日の神戸戦は、球際の攻防でことごとく後手を踏んだ。MF千葉が「ここまで仙台のサッカーをさせてもらえなかった日はないんじゃないか」。そう悔やんだ問題の改善に乗り出した。

 J1残留の正念場となる残り5節へ、手倉森誠監督(42)が「強く奪いに行く気持ちや激しいコンタクトが必要。神戸にねじ伏せられたのは、その部分」と取り組ませた。意図をくんだイレブンは激しくボールを奪い合い、FW赤嶺は「神戸戦の反省を生かして、当たり前のことをできるようにする」と強く意識した。

 磐田はナビスコ杯で12年ぶりに優勝。監督は「ジュビロの状態が上向いたのはMF那須や上田、DF古賀が球際に強く守備が安定したから」と分析。その上で「激しい展開になるのは間違いない。今から意識を植え付けておきたかった」と説明した。残留への思いは肉弾戦で表現する。【木下淳】