今季限りで磐田を退団するDF犬塚友輔(27)が、今日15日のJリーグ合同トライアウトで猛アピールする。前日まで別メニューで調整を続けてきたが、14日はチームに合流。ゲーム形式の練習では終始、リラックスした表情を見せながら、約1時間の調整を終えた。犬塚は「どこをアピールしたいとかじゃなくて、全力でやって、いいところが出ればなと思う」と意気込みを語った。

 仲間やファンもエールを送った。犬塚は、入団1年目からピッチに立ち、J2降格の危機に陥った08年にはリーグ戦29試合に出場。仙台との入れ替え戦2試合もフル出場した。今季は不出場だったが、チームを支えた功労者に対し、練習前にクラブハウス内で全選手が集まり約10分間の「激励会」を行った。約20人のサポーターは「頑張って」と声をかけ、最後は柳下正明監督(50)も握手を交わした。磐田では最後の練習となった犬塚は「昔のことを1つずつ思い出しながらプレーした。でも、もう気持ちはすっきりしている」と晴れやかな表情を見せた。

 トライアウトが行われる大阪・長居にはこの日のうちに入り、万全の状態で臨む。「全然やれると思う。コンディションは完璧です」。前日13日に27歳の誕生日を迎えた犬塚が、力強く再起を誓った。【神谷亮磨】