コンサドーレ札幌が、新潟GK高木貴弘(28)の獲得に動いていることが16日、分かった。右アキレスけん断裂で来季開幕が絶望になっている高原寿康(30)の代役として、07年札幌のJ1昇格に貢献した守護神をリストアップ。第2GK佐藤優也(24)は北九州移籍が濃厚で、J通算115試合と経験豊富な高木の補強で乗り切る構えだ。

 昇格請負人が札幌に戻ってくる可能性が出てきた。高原は11月23日の徳島戦で右アキレスけんを断裂。復帰は早くても5月末以降となる見込みで、代役候補として高木に白羽の矢を立てた。新潟には正式オファーを出しており、今後条件面での詰めに入る。

 高木は2月に右肩を手術したが、既に復帰。今季はケガの影響で出場はなかったが、守備範囲の広さ、積極的な飛び出しには定評がある。07年には札幌の正GKとして48試合中47試合に出場。同年リーグ最少45失点でのJ2制覇とJ1昇格に貢献した。

 GK佐藤は既に北九州へ移籍する方向で交渉中。来季は高原と曵地に加えて、高木と現在交渉中の韓国・東国大3年の李昊乘(イ・ホスン=20)が入り、GK4人体制となることが有力になった。