長谷川体制のアウスタ・ラストゲームは勝利で締める。清水は今日25日の天皇杯準々決勝山形戦(午後1時=アウスタ)に向け24日、試合会場で約1時間半の最終調整を行った。リーグ戦最終節以来、21日ぶりの公式戦となるが長谷川健太監督(45)は「まあ、大丈夫でしょう。選手がやってくれると信じている」と、万全を強調した。

 2年連続4強入りを狙う一戦はクリスマス開催となる。指揮官は「6年間は奥さんに任せっきり」と、家族サービスは封印してきたが「勝ってサポーターに勝利をプレゼントしたいですね」と“ケンタクロース”宣言。エースFW岡崎は「みんなで勝ちロコができれば、サポーターも喜んでくれる。ここでは、負けられないですね」と、勝利を約束。「試合が終わったらおもちゃ屋さんに行こうかな」と、1児のパパの自覚も十分だ。

 この日、甲府移籍が決まった清水生え抜きのDF市川は「中1のときにボールボーイで初めてピッチに入った。このスタジアムに来れば自然とモチベーションが上がる」と、名残惜しそうに話した。そして最後は「求めてるものは国立にある」と、堂々の優勝宣言で締めた。【為田聡史】