「長谷川体制元年」以来の決勝進出だ!!

 J1清水は今日29日の天皇杯準決勝G大阪戦(午後1時=エコパ)に向け28日、最終調整を行った。長谷川健太監督(45)は「そんなに簡単には勝たせてもらえないけど、なんとか来年の元日までという思いが強い」と、05年度以来の国立を意識した。

 天皇杯2連覇中のG大阪を倒すためには、ゴール前のラストプレーが鍵になる。強固な守備からのカウンターを得意とする相手に対し「ゴール前で崩しきれないとガンバのペースになる。どうやってそこをこじ開けるか」と、イメージを膨らませた。また、ベンチには「大舞台に強い。もってるときはもってる」と、1発が期待できるFW原をスタンバイさせる。

 大阪-静岡の移動が強いられるG大阪に対し、清水は県内移動のみ。さらに、G大阪の日本代表MF遠藤が累積警告で出場停止と、追い風が吹いている。それでも、エース岡崎は「ガンバはガンバ。控えにもいいメンバーがそろっている」と油断はない。一枚岩で国立への切符を奪い取る。【為田聡史】