<ACL:名古屋1-1FCソウル>◇1次リーグF組◇6日◇瑞穂陸
名古屋のU-22(22歳以下)日本代表FW永井謙佑(22=福岡大)が待望のプロ初ゴールを決めた。FCソウル戦(瑞穂陸)でプロ初先発し、前半14分にドリブルから右足で先制点を流し込んだ。試合は引き分けたが、日本期待の若きストライカーが、アジアの舞台でプロ初ゴールを刻んだ。
永井が決めた。前半14分。相手DFのスキを突き、背後からボールを奪うとゴールへ急加速。わずか3タッチで25メートルをドリブル突破。2人のDFを振り切り、最後は右足アウトで前に出たGKをあざ笑うかのように流し込んだ。
「あの形は結構好きな形。セカンドタッチでGKが出てきたのでアウトで打とうと決めた」。1タッチの距離が長いドリブルからネットが揺れるまでの一連の動きは、すべてイメージ通りだった。
プロ入り後、出場3試合目。初先発で待望の初ゴールだ。FW玉田が右膝を痛めて欠場し巡ってきた先発のチャンス。これまでは3トップのウイングでプレーしてきたが、この日は2トップの一角を任された。ストイコビッチ監督は「永井を相手ゴールにより近い位置でプレーさせたかった」と、いつもの4-3-3ではなく4-4-2を採用。指揮官の「永井システム」にこたえた。
ただ、笑顔はなかった。フル出場したが、追い付かれドロー。2試合を消化し、勝ち点は1止まり。「勝てなかったので悔しさの方が大きい」。後半41分にはこぼれ球を右足で合わせたが、蹴る前に足が相手と接触し、右に外した。「決められなかったので…」と何度もつぶやいた。頭の中は決めた1点より、決められなかった1点のこと。悔しがる様子と表情は、ゴールにこだわり抜くストライカーそのものだった。【八反誠】



