鹿島MF小笠原満男(32)が4日、故郷岩手県盛岡市の盛岡南公園球技場で「復興祈念サッカー交流会」を行った。東日本大震災の被害が激しかった沿岸部のサッカークラブを招待。シューズなどサッカー用品や生活物資を段ボール約250箱分運び込んだ。
震災1週間後の3月18日に母校の大船渡高などを訪れて以来の帰郷。前日3日に東京・国立競技場でACL上海申花(中国)戦に出場した直後に岩手入りする強行軍だったが「前回はショックが大きい様子だったけど、みんな前向きになっていた」と子供たちの笑顔を見て喜んだ。
津波の被害が大きかった山田町から来たFC山田の梶山正敏コーチ(43)は「ユニホームは流され、グラウンドには自衛隊が駐屯している。震災後にサッカーしたのは今日が初めて」と話す。そんなチームが多いことに、小笠原は「環境を整えてあげたい。自分はこうして現状を発信し、協会やJリーグに訴えていく」と明言した。
今後も、高校時代の恩師で現盛岡商総監督の斎藤重信氏(63)らと連携し、被災地支援を継続する。子供たちには「震災を乗り越えられれば、たくましく、強い選手になれる。この中からJリーガーが育ってほしい」と呼び掛けた。【木下淳】



