<天皇杯:大宮1-1(PK3-5)福岡大>◇2回戦◇10日◇熊谷

 福岡大が大宮にPK戦の末、勝利した。大学生がJ1相手に勝利するのは、09年に明大が山形に勝って以来2度目の番狂わせとなった。

 福岡大は日本代表FW清武弘嗣(21=C大阪)の実弟でFW功暉(こうき)がいきなり会場をどよめかせた。キックオフから、前線に大きく放り込まれたボールを左サイドで受けると、一瞬の速さで大宮DF陣を置き去りに。ゴール前に迫りシュートを放った。

 先月17日には熊本合宿中のU-22(22歳以下)日本代表と練習試合。同代表との実戦形式で実力をつけてきた。その中には大分ユース時代の同期生MF東慶悟(21=大宮)も。この日の対戦をお互い心待ちにしていた。

 清武弟が「慶悟はやっぱりうまかった。でも僕も将来Jを目指しているのでアピールの場。ガチンコでやれたのは楽しかった」と喜べば、東は「ちゃんと対戦するのは初めて。功暉も成長している」と言った。

 福岡大は後半27分にMF田中が押し込み同点。120分間耐え、PK戦では5人全員が決めた。3回戦はJ2湘南戦。「次も難しい試合。点をとって勝ちたい」と清武弟。【鎌田直秀】

 ◆大学勢の天皇杯でのJクラブ戦勝利

 今回の福岡大で11例目だが、J1クラブに勝利したのは09年10月31日の3回戦で明大がJ1山形に3-0で勝って以来、史上2例目。福岡大は09年10月10日の2回戦でJ2水戸を3-2で下しており、Jクラブ相手に2勝目。