フロント側から要請を受け、来季の続投が確実な仙台手倉森誠監督(43)が12日、仙台市泉サッカー場で選手へ現状報告をした。監督4年目で、最も早い続投要請。現段階では受諾はしていない。「要請があったという事実だけ伝えました」とシーズンを戦う選手たちの気持ちを配慮した。

 「(続投要請は選手)みんなのおかげ。でも、まだ高みへ行くために努力をしないと。返事は(まだ)しない」と手倉森監督。今季のノルマは勝ち点50で、1ケタ順位とともにシーズン前に設定された。現在5位でACL圏の3位名古屋へ勝ち点6差と、ノルマを上回る成績を収めている。本気でACLを狙うため「続投決定」で一息ついている暇はないという理由から即受諾を避けた。さらに順位を上げ、芝の状態が悪い練習環境の改善をフロント側に求める狙いもある。

 渡辺選手会長は「結果を出したのは選手と言われがちですけど、監督の戦術があるからこそ。毎年とんとん拍子で順位を上げている監督はすごいと思う。僕が選手会長なんだけど監督が現場の要求を、先陣を切って会社に言ってくれる」と感謝した。続投受諾は今季ノルマを達成した後とみられる。【三須一紀】