<J1:浦和0-3磐田>◇第31節◇3日◇埼玉

 磐田は浦和に完勝した。前半12分、DF駒野のCKをFW前田遼一(30)が頭で合わせて先制。後半9分にFW山崎亮平(22)が24戦ぶりにゴールを決めると、同22分には前田がこの日2点目をマーク。アウェーで難敵を圧倒し、J1残留を決めた。

 不動のエース前田がいきなり魅せた。前半12分、DF駒野の左CKをドンピシャヘッドでゴール左隅に突き刺した。リーグ3戦ぶりのゴールを奪うと、後半22分にはFW山崎のクロスにダイビングヘッドで合わせ、この日2点目をマーク。今季4度目のマルチ弾を達成したヒーローは「1点目は(駒野が)いいボールを出してくれた。2点目も最高のボールだった」と、仲間に感謝した。

 勝ちパターンの「先手必勝」で逃げ切った。今季、前半をリードして折り返した試合は6戦負けなし。この日も、早い時間に先制したことで、守備陣が安定した。相手が得意とする速攻に冷静に対処し、ほとんど決定機を作らせずに完封。4試合ぶりに無失点で抑え、柳下正明監督(51)は「試合終了まで高い集中力を持ってやってくれたことが、今日の結果につながった」と目を細めた。

 負ければ、順位が転落する可能性があったが、攻守の歯車ががっちりかみ合い、敵地で初めて3点差をつけて圧勝。目の前の目標だったJ1残留も決定した。24試合ぶりに得点した山崎は「久しぶりにチームに貢献できた。残りの試合を全て勝ちたい」と力強く全勝宣言した。【神谷亮磨】