<J1:C大阪7-1福岡>◇最終節◇3日◇金鳥スタ

 C大阪が7発締め!

 J2降格の福岡を相手にC大阪はリーグ戦ではクラブ史上最多となる7得点。日本代表MF清武弘嗣(22)ら攻撃陣が爆発し、退任するレビークルピ監督(58)のリーグ最終戦に花を添えた。12位に終わり、残された天皇杯では日本一を狙う。最終戦で浦和の残留、甲府のJ2降格が正式に決まった。

 レビークルピ監督が育て上げた若手中心の自慢の攻撃陣が、最後に大輪の花を咲かせた。小雨の金鳥スタで惜別の7得点。順位こそ12位だが、今季の総得点を名古屋と並ぶ2位の67点に押し上げた。

 火を付けたのがMF清武だった。前半10分にDF藤本の先制点をアシストすると、1-1で迎えた同35分にはセンターライン付近からドリブルで相手守備陣3人を抜き去り、勝ち越しとなるミドル弾。「1人でいくしかないと思った。レビー(クルピ監督)の最後の試合で勝ててよかった」と笑顔で振り返った。

 11月27日に長男が誕生。藤本の先制点後には、チームメートとともにゆりかごダンスを披露し、ジュニア誕生を祝った。「オレは忘れていたんですけど、皆がやってくれてうれしかった」と、はにかんだ。

 後半31分にはMF村田も俊足を生かしてプロ初ゴール。2日前に黒髪を金髪に染め上げ「(監督からは)髪の毛を染めたからにはゴールを決めてくれないと困る」と言われていた。。

 98年4月5日に磐田がC大阪戦(長居)で記録した1試合最多の9得点には及ばなかったが、リーグ戦1試合7得点はクラブ最多。得点した6人中5人が23歳以下で、レビークルピ監督も「若いチームながら攻撃的な姿勢を貫いた選手たちを本当に誇りに思う」と胸を張った。

 次戦は17日の天皇杯4回戦仙台戦(金鳥スタ)だが、目標は元日の決勝だ。クラブ史上初タイトル、そして2年連続のACL出場権獲得を目指し、チーム一丸となってブラジル人監督の最後の花道を演出する。【福岡吉央】