新潟の黒崎久志監督(44)が成績不振を理由に解任されることが20日、分かった。今日21日にも同クラブから発表される。

 この日、なでしこリーグ新潟-INAC神戸戦(新潟市陸)を訪れた田村貢社長は「僕が一番感じているのは、アルビレックスが最後まで諦めないプレーで感動させること。昨日の試合ではそういうところがまったく見られなかった。パンツが真っ黒になるくらいにボールをとろうとしていない。試合が終了して立てない選手がいたかというと違った。代えざるを得ない気がしました」と言った。

 1-6と大敗した19日の磐田戦(東北電ス)直後に、強化担当者と黒崎監督が協議。「今日にでも僕を含めた3人で話がしたい」と同社長は続けた。

 黒崎監督は今季で3年目。1年目は9位、2年目は14位。主力のFWチョ、DF酒井が抜けた今季は、ここまで2勝3分け7敗の勝ち点9でJ2降格圏の17位。ホーム6戦未勝利で、目標のACL圏内にはほど遠い。

 後任人事に関しては「準備はこれから。(代えるのは)監督だけではない可能性もある」。選手の特徴などを熟知し、S級ライセンスを取得している西ケ谷隆之ヘッドコーチの内部昇格を含め、後任監督人事が急がれる。