<J1:横浜3-0清水>◇第19節◇28日◇日産ス

 清水が横浜に敗れ、リーグ戦9戦白星なしのクラブワースト記録を更新した。前半から圧倒的にボールを支配しながら、得点できないおきまりのパターンで、後半に3失点した。

 清水にまたしてもゴール欠乏症の気配が漂った。後方はDF陣ががっちり固め、土台は整っていた。中盤もリズミカルにパスを回してゲームを支配していた。後はゴール前に進入していくだけのはずだった。だが、肝心のゴール前にはFW高原直泰(33)、リーグ初先発のFW石毛秀樹(17)が進入するぐらいで、孤立するシーンが目立った。

 前半7分、右クロスをMFアレックスが中央で合わせたが、シュートミス。同31分、石毛のミドルシュートも力なく相手GKの正面。攻めているようには見えるが…。ここ数試合同様に、ゴールを仕留めきる迫力は欠如していた。アフシン・ゴトビ監督(48)は、後半開始からMF小野に代えて今季初めて先発を外れたFW大前を投入した。

 指揮官の狙いとは真逆の展開が待っていた。後半21分に先制されると、同30分にはDFラインを完全に破られ2点目を失った。さらに同40分には痛恨のPKを決められて、万事休す。頼みの土台も音を立てて崩れ落ちた。今季初めての連敗で、気が付けばクラブワーストのリーグ9戦勝ちなし。創立20年の節目に悔しい記録を作ってしまった。次節はアウェーで首位広島戦。厳しい戦いが続く。【前田和哉】