<J2:神戸1-0札幌>◇第3節◇17日◇ノエスタ
180分無得点-。J2札幌は神戸に敗れ、2戦連続の完封負けを喫した。前線のFW内村圭宏(28)、テレ(23)の欠場が響き、攻撃の形をほとんどつくれないまま終わった。シュートは神戸20本に対し5本。財前恵一監督(44)は後半からFW前田俊介、上原慎也(ともに26)を投入し点を奪いにいったが、10日の栃木戦に続き2試合連続で得点を奪うことができなかった。
最後まで力の差を見せつけられた。アウェーで連敗ストップを狙った札幌だが、シュート5本も決定的なものはゼロ。終始、相手にのまれたまま90分を終えた。財前監督は「スタートから圧倒された。それを後半までひきずってしまい、1試合通して相手に圧倒された」と完敗を認めた。06年5月14日からこれで8試合3分け5敗と、鬼門神戸で7年間未勝利。相性の悪さを露呈してしまった。
チャンスをつくりながら敗れた前節栃木戦とは異なり、今回は攻撃の形すらできなかった。FW内村、テレ離脱で、先発は宮沢、榊の新コンビで臨んだが2人ともシュートゼロ。宮沢は「前でしっかりキープできなかった。入りからイージーミスが多くなってしまった」と反省した。指揮官は後半開始から、攻撃の時間をつくれる前田を投入し、さらに同32分には、長身の上原を前線に入れクロスからの得点を狙ったが、追いつくことはできなかった。これで2試合連続無得点と、財前監督が気にかけていた攻撃力の弱さが、はっきりと出てしまった。
ぼろぼろの敗戦の中にも収穫はあった。押し込まれ続けながら、奪われたのはマジーニョのミドルシュート1点のみ。開幕3戦で2失点と、DFの辛抱強さは光った。MF河合は「消極的になってラインが下がったところを打たれた。リスクをおかしても高くしないとこういうことになる。はっきりしているし、修正はできる」と前向きにとらえた。結果がすべてだが、財前札幌はまだ踏み出したばかり。20歳櫛引、19歳奈良の若いセンターバックを35歳ボランチ河合が支える守備は、大崩れしないことを証明できた。
中2日で次節松本戦が控えている。宮沢は「すぐにうまくなるわけではない。いま1度、戦う気持ちを出して練習からしっかりやっていくこと」と切り替えた。1勝2敗となったが、まだ下を向く時期ではない。【永野高輔】



