首位大宮のベルデニック監督(64)が9日、秘密のノートと自ら作成したサッカー指導の教科書を公開した。01年ジェフ市原(現千葉)を指導した時のリーグ戦15試合と、ナビスコ杯4試合の成績をもとに指導方法などを教科書にまとめた。03年に発行され、スロベニアのリュブリャナ大の体育学科で使用されたものだ。ベルデニックを例える「プロフェッサー」という言葉は、異名ではなく実際の肩書でもある。リュブリャナ大には現在も教授としての籍があり、戦術の研究は日々欠かせないものだ。
練習1日ごとにファイリングされたノートは、1冊約2センチの厚さ。それを3冊と、戦術ボードを携帯する。「毎日、何をやったのか確認する。キーボードで打つのは好きじゃないから、すべて手書き。戦術練習のパターンは100以上はある」。この日の練習後はピッチ上で、MF金沢、青木を呼び、前節広島戦の問題点を洗い出した。金沢が「話したら監督も納得していた」と言うように、選手に素直に疑問点をぶつけ理解した。
首位については「自分1人の力ではない。選手、スタッフがまじめに取り組んでいるからだ」と加えることも忘れなかった。理詰めで導く戦術、スタッフをまとめる気配りが大宮首位の要因でもある。【高橋悟史】



