<J1:大分1-1磐田>◇第13節◇25日◇大銀ド

 リーグ17位の磐田は、最下位大分と引き分け、最下位転落を免れた。MF松浦拓弥(24)の仕掛けがチームを救った。0-1とリードされた後半35分。松浦はDF宮崎智彦(26)からパスを受けると、得意のドリブルで左サイドを上がって切れ込んだ。左足でシュートを打ち、バーにはね返ったところを、MF山田大記(24)が押し込み、かろうじて勝ち点1を獲得した。

 この日がJ1通算100試合出場の松浦は「追いつくことを考えて、ゴールに近づくことを心掛けた。スペースが空いていて仕掛けやすい状況だった」。チームは今季、前節まで9試合で先制を許し、追いつけたのはわずか2試合。逆転勝ちはない。「いつもは『猛攻はしたのに…』で終わっている。それを考えたら、点を取って逆転する雰囲気まで持って行けたのは、個人的には白星がない中ではいい方向なのかな」。

 もっとも、相手を圧倒しながらもゴール前の精彩を欠き、最下位大分にも勝ちきれない。森下仁志前監督の解任後、暫定で指揮を執った長沢徹監督(44)はリーグ戦を2分け2敗で終えた。13試合を終えわずか1勝と「重症」の磐田は、31日から関塚隆新監督(52)のもと、再生を図る。【岩田千代巳】