仙台が阪南大DF二見宏志(4年=奈良育英)の獲得に動いていることが21日、分かった。ユニバーシアード夏季大会(7月・カザニ=ロシア)に出場する日本代表にも選出されている、大学屈指の左サイドバック(SB)。日本サッカー界全体を見渡しても貴重な左利きの左SBで、179センチ、75キロという屈強なフィジカルを生かしたパワフルなプレーが最大の魅力。2月の宮崎キャンプに練習生として参加しており、オーバーラップにクロスとプロ相手にも物おじしない積極性を披露して高い評価を受けていた。

 仙台は今季、左SBを固定できずに苦しんできた。将来的に蜂須賀は右SB、和田はボランチでの起用も視野に入れているだけに、左SBのスペシャリストは補強ポイントともいえる。二見には他に複数のJクラブが興味を示しており、争奪戦が見込まれるが、梁の大学の後輩にもあたる逸材獲得に全力を注ぐ。